手助けのない介護

木曜日に眼科の再受診に行って
その時には元気もりもりだったのでした、
瞼を閉じることができるようになったし
前かがみになっても眼球が破裂しそうな圧迫感もなくなり
この調子で赤みがひいたら
来週から訪問看護も入浴サービスも
ヘルパーさんの介助も！

そう思って金曜日には頑張って
ひとりで洗髪も清拭も、
しんどいけれどもシーツの上に敷いてある
大判のバスタオルも交換したのに…

今朝一番で眼科に行ったの、
赤みも随分ひいたし
まだ少し腫れているけれども以前ほどではない。
木曜日の時点で受けた説明では
赤みがあるうちは感染力があるから
人との接触は避けなさいって。
でもさ、もう白目は白い、
あっかんべーをしたら
そりゃ少しは赤いけれども
白目のブヨブヨ（結膜浮腫）もなくなったから
ちょっとだけ期待して聞いてみました
「あとどれくらい通うようなんですか？」

まだまだです、そう簡単には直りませんよ


赤みがひいたらって言ったじゃないですか・・・


福祉サービスとかの利用もまだ無理ってことですよね？


そうですね、しかたありませんよね
まあ大変だと思いますけど、仕方ないですよ


この人たちに言ったってどうしようもない、
そうわかっていながらぼやいてしまった
「重度の障がい児を24時間独りで介護してます
　訪問看護もヘルパー介助もなしで
　ひとりでなにもかも、まだまだずっとですか」
あなたたちの頭に思い浮かんだ介護って
どの程度なんでしょう、そんな簡単に
仕方ないですよねって軽く言っちゃうって。

シリンジを使った注入と
滴下とシリンジの混合注入を
１日に７回やって
吸引は最低２時間に１回、
薬の投与におむつ交換に
清拭にガーゼ交換とたまに洗髪、
一時的だと思って頑張れると思ったけれども
「まだまだです」って、いつまでなんだ？


途方にくれながら車に乗って自宅に向かう。
車の中でじわりじわりと涙が出てくる。
ティッシュ、どこだっけ・・・
もういいや、Ｔシャツの袖で拭いちゃえ。
あ、右目は右の袖で、左目は左・・・
涙を拭くのだって気を遣う、
こんな生活、あとどれだけ続くんだろう




帰宅後りんちゃんの間食注入とかしていたら
ドアホンがピンポーン
郵便局でーす

水頭症のメーリングリストで知り合ったママが
りんちゃんにプレゼントだといって
お嬢さんとおそろいのパジャマを買ってくださったの、
送るわねって言ってメールがきたから、それだ！



あれ？お菓子が入ってる
妖怪ウォッチのガム付きおもちゃと
ジバニャンの消しゴム、
これってお兄ちゃんにだ！
うわぁ、気を遣わせちゃった



パジャマ！
すごいどうしよう、２着も頂いた上に
可愛いタオルも入ってる。
何よりも一筆書かれたメッセージに
もう涙が溢れてきてしまいました


買い物から帰ってきたお父さんが
なんだ？この荷物って顔で覗くので
かくかくしかじかこういう事情で…
説明する私のほうに振り返ったお父さんの目は
心なしか赤く潤んでいました。


私が病院に行っている間に
一緒に宿題しようって約束していた
お兄ちゃんのお友だちが玄関に来ていました。

その後数人同級生がやってきて
お昼前に別の子の家で遊ぶことになりました。



プリント、下敷き、筆記具、その他、
忘れ物がないか一緒に確認しました。
一番にきていた子が食べたおやつのカスを
一所懸命集めていたので
捨てておくからこっちへどうぞ…
そういって声を掛けたらその子は
「〇〇君のお母さん、目はまだ良くならないの？」

この子はりんちゃんの事も時々気にかけてくれます。
一見ジャイアン的要素をもって
ちょっぴりやんちゃな時もあったのですが、
根は優しい子で気遣う言葉を時々くれます。

うん、まだもう少しね…
でも随分よくなったよ？
まだ伝染る可能性はゼロじゃないから、
そう言ってゴミを受け取ると
気をつけていってらっしゃいと送り出しました。
・・・にしても、かまぼこかい？
随分渋いおやつだねぇ～



来週月曜の音楽療法は
すごく楽しみですが断念するしかありません、
すごーく悲しいです

週なかには定期外来があります、
１週間先延ばしにはできません、
シルバーウィークで病院はお休み。
それ以上先にすると
気管切開部分に挿入している
カニューレが汚れて感染とかが心配です。
水曜日に病院にいけなくても
週末までにはなんとか病院へ行かねば！
カニューレと内服薬の処方と
なんとかしないといけないの。。。


落ち込んで途方にくれてしまいそうですが
お友だちのママも頑張っているんだ。
大変なのは私だけじゃない、
他にもいっぱいがんばっているママはいる！



うつぶせになるくらいの体交には
ひとりではなかなかできないけれども
お昼前にがんばってベッドの上で
座位をとらせました、
ゆるい体交では背面に痰が溜まってしまうわよね。
りんちゃんを感染から守るため、
りんちゃんの肺炎のリスクを軽減するため、
訪問看護師さんの力がなくてもできる事を
なんとか頑張ってやっていくしかないのでした


お兄ちゃんはまだお友だちのところから帰ってきません、
お父さんは足にヒビが入っているので
記事のアップが終わったら
私がコロ（柴犬）の散歩に連れて行かねば
よし、誤変換やヘンな表現は
後ほど見直して修正するとしましょうか…




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コメント 3

無理かも知れませんがりんちゃんのために
前向きに笑顔で顔晴って下さい・・・応援していますよ!!!
by さらまわし (2015-09-12 20:55) 

無理しないで　りんちゃんの目早く良くなりますように

by ゆうみ (2015-09-13 00:30) 

医者とか薬剤師とか、
こっちが必死で聞いてるのに、
「どうしてでしょうね～」とか
「様子見てみましょうか～」とか、
実に他人事な答えを返してくれる事が多い。

そりゃあ他人事なのだけれど、
もっとなんかないのかよ？といつも思うわ。
根掘り葉掘り聞くより、
帰ってきてインターネットで検索するほうが、
詳しい・・・。人間不信になりそうになるけれど、
負けないぜ！グータラぐうたさんも負けないで。

そんな時にはジャイアンの一言でさえ、
心に沁みるねぇ～。
by 裏・市長 (2015-09-13 06:14)