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自発呼吸のない状態のバギング [りんちゃんの呼吸管理]

本日夕方、担当ドクターから
アンビューバッグの使い方を
直接指導していただきました。
忘れないうちに、
私のメモがわりの記事ですので
一体何のこと? と、思われる方、
多いかも…ごめんなさい。
よくわかんないって方、
スルーしてくださいm(_ _)m


自発呼吸があるとないとで
バギング(用手的人工呼吸)、
アンビューバッグを使った手技に
どんな違いがあるかなんて
よくわかっていませんでした。

明らかに違うのは、
自発呼吸があった時ならば
バギングをして痰が動きやすくなり
血中酸素濃度が改善すれば
バギングを中断しても支障ない。
自発呼吸がない場合、
バギングする為に人工呼吸器を外し
手動で空気を送り込んでいるから、
痰が動き吸引して改善したら
苦しくないよう人工呼吸器に
繋ぎ直してあげなければならない、
機械に繋がるまでは休むことなく
バギングをし続けなければならない、
大きく違うって、そこくらい?


バッグしながら注意する点、
バッグするとちゃんと胸が膨らんでいるか、
顔色(唇の色)は悪くないか、(チアノーゼの有無)、
呼吸回数よりも酸素濃度を重視しているか。


バッグしながら胸郭が動いているか確認し、
動いていなければ動かさなければ!
ポップオフバルブが吸気圧を
自動で調整して圧がかかり過ぎない、
必要以上に肺を膨らませないよう
調整しているので普段は便利ですが、
呼吸状態が悪化して肺が膨らまない時、
肺に空気を送り込めるようにする必要あり。
その場合、ポップオフバルブをロックし、
胸郭が動くように使用すること。


モニターで血中酸素濃度を確認、
もしくは顔色で判断できる場合は
顔や唇の血色は悪くないか確認し、
悪い時は改善されるまでは
換気に支障ない間隔でバッグする。

呼気と吸気の間隔の割合は
呼気:吸気=2:1、
吐かないと吸えないですから
その間隔を意識してバッグする。

酸素濃度が安定してきたら
人工呼吸器の呼吸回数の設定に
近い状態でバッグしていく。


血中酸素濃度だけでなく心電図や呼吸も
波形表示するモニターであれば、
呼吸で胸郭がどのように動いているか
波形で確認できるのですが、
台形のように天井があります。
image.jpg
これはこの前のマッサージ中のモニター。
実際の呼吸を拾っている訳ではないですが、
天井があるってイメージがわかるよう…
かえってわかりづらいかぁ? ( ̄◇ ̄;)

吸ってMAXに膨らんだ次の瞬間
すぐに吐き出す訳ではないので、
バッグを押したらすぐに離すのでなく
ちょっと間をおいて離すように。
間隔については、普段の呼吸や
人工呼吸器の動きを
観察してみるのも参考になるかも…


呼吸状態が改善されない場合、
救急車を呼び病院搬送を。
バッグしても酸素化に改善がみられない、
そういう時は呼吸回数とか気にしない。
低酸素状態をまず回避。
呼吸回数が多くて過換気状態になれば
後から二酸化炭素をためるよう
呼吸器の設定を変更して調整するので
まずは酸素を取り込めるように!

痰を出し易い状態にする為、
肺に空気を送り込む。
吸引しても取れない痰を動かす為、
バギングをする。
吸引により低酸素状態になるのを
予防する為にバギングする。
人工呼吸器の回路を交換する間の
呼吸を助けるためにバギングする。

準夜勤務の看護師さんが
吸引・バギングに関する
医療的ケア、HVTの基礎知識の資料を
印刷してくださいました。
さっと目を通しましたが、
何度か読んで、再び担当ドクターに
バギングのおさらいをお願い…
してもいいよね?
「1時間バギングしてから
血ガス検査やってみます?」
などと言われるのですが、
そんな冗談を笑いながら言ってました。
受けてたとう!なんて、
口が裂けても言わないよ〜 ( ̄+ー ̄)
本気で言っていたら、本性は、鬼? |・`д・´)ン?


夜間に酸素の数値が落ちて
吸引で改善しない時、
夜勤の看護師さん2人がかりでバギングや
吸引している気配で時々目覚めますが、
ドクターを呼ぶ気配がないことや
看護師さんの動きや様子を確認し
大丈夫そうだなって寝ていました。

ベッドを囲む看護師さんの
背中越しに見える範囲でしか
どんなかってわかっていなかった訳です。
しっかり身につけるべくおさらい&
実地訓練を繰り返したいです。
また、何度か見直しをし、
間違って解釈している場合は
追って修正を入れていくつもりです( ̄^ ̄)ゞ



ー追記ー
プリントを見直しての気づきです。
アンビュー使用のタイミングですが、
チアノーゼが出る前のタイミング。
チアノーゼが出てからではなく出る前。
担任の先生と一緒にプリントを見直しながら
その部分を今まで見落としていた事に気付きました。
関心を持たれた先生にそのままお貸ししたので
追記入力に際しての再確認ができませんでした。
後日もう一度確認しておきたいと思います。
《2017/02/11》
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