写真、伝える為、自分の為-病院編- [入浴・入浴サービス]
寝かせ続けて早二ヶ月っ!
なんとかしなきゃ
とりあえず福祉サービスの項目から
入浴サービス(入浴車)など
入浴に関する部分を独立させるべく
先ずはカテゴリーを分離してみました。
移動などは、これから、ぼちぼち…
脳室拡大で脳幹・小脳が圧迫され
自発呼吸がなくなり、体幹がグデグデ、
体温も維持できない変温動物化して、
在宅に向けて最後に取り組んだのは
入浴をどうするか、ということでした。
人工呼吸器、呼吸状態が安定するまで
病院では洗髪と清拭で清潔を保っていました。
時々洗面器や丈夫なビニール袋に
あたたかいお湯を溜めてもらって
手浴・足浴をしてもらったりしていましたが
お風呂となると日時や段取り、
どんな感じでやろうかなどなど
受持ちの看護師さん、看護師長さんなど
複数の人と相談をしていきました。
りんちゃんの受持ち看護師さんは
学校を卒業して2年目の若手の方と
ベテランさんで私のノリに
無理せずついてこれる楽しい方。
人工呼吸器になって初めての入浴は
年明け間もない2014年1月6日。
ベッドの向かって左側には人工呼吸器、
向かって右側にはモニターとか
患者や付添家族用に据えられたキャビネット、
色々とあるから広い病室も
さあ、入浴となると結構狭くなりました。
今は入浴に備えてスタンバイ中。
回路(人工呼吸器の蛇腹)は
ひっぱられていないか、問題ないか、
座位は取っていないけれども
斜めに寝そべった状態ですから
どうやると一番首が安定するか、
二人の看護師さんが準備中。
洗髪台を持ち込んで
ベッドの上でシャワーを流しながら
体を綺麗にしていこうかね
あ、この写真は看護師さんが
大事なところを手で隠してくれている写真!
その隠しているという行為が
なぜか余計にいやらしいよね…
ということで少し下の部分を切りました
脇や肩周りを洗うのにも一苦労、
なにせりんちゃんのベッドには
褥瘡(じょくそう:床ずれ)予防の
エアマットが敷いてあるので
いささか安定性に欠けたのです。
ちいさな子どもならば
赤ちゃん用の沐浴バスを使うけれども
りんちゃんはビッグサイズなので
看護師さん達が探し出した
子どもの水遊びプール、
浮き輪のように空気を入れて使う
長方形の浴槽っぽいプール、
シャワーや石鹸を使い出したら
これがツルツルとよく滑る!
そして、軽い子ならばまだしも、
りんちゃんが圧し掛かると変形する!!
背中を洗うのも
シャワーヘッドを持つ人、
回路を管理する人、
上半身を支える人、
腰が滑らないよう支える人、
そして記録係の私と、
全体の状況を確認している
師長さんと担当のドクターと…
さあ、全部で何人だ?
横たわっても首を支えきれないから
さりげなく看護師さんが首や顔に手を添えて…
みんなで色々思ったことを口に出しながら
りんちゃんの反応をみながら、
そして記録を残すために撮る私に
「ママ、撮れた?」
場所がないから真正面から撮るでしょう?
4歳児とはいえレディーですから…
写しちゃまずかろうと思うところは
人差し指を立ててパチリと撮ると
かえってこれがとってもいやらしく写ってしまったり
「じゃあ、こうは? あらイヤ~ん」
と看護師さんが空いている手で
りんちゃんの大事なところを隠してくれたり…
「あちゃ~、これもだめだぁ」
なんていいながら大笑いしました。
高い場所、ベッドの上で
ビニールプールを構えて入浴、
人工呼吸器からの距離が一番近くて
呼吸確保の点では一番いい方法ですが、
防水シーツを敷いたとしても
やはりお湯がこぼれる心配とか、
エアマットのせいで体重移動をすると
不安定で危険、
ベッドの上なので万が一
バランスを崩すと転倒が心配、
ベッドサイドに人が多すぎると
かえって動きづらくてとっさの対応が困難…
そんな意見もあって
リハビリや移動の時に
回路が抜けないようにと作った
回路固定用のベルトを装着して
入浴を試してみることになったりしました。
でも、実質自宅で入浴となると
そんなに何人も人がいるわけじゃない、
訪問看護師さんといっしょに
自宅の浴槽で入れるとなると
看護師さん2名と私の3人が限度。
今までの入浴の仕方は現実的ではない、
ということで看護師さん1名と私、
2名体勢で入浴チャレンジすることとなりました。
床に転倒防止用のマットを敷き
高反発の三角クッションを
ビニール袋に入れて濡れないようにし、
それをビニールプールと一体化させるため
ガムテープでしっかり固定してから
ためしにりんちゃんを寝かせてみました。
頭が落ち込まないよう
ビニールプールとクッションの間に
タオルをつめて頭の支え具合を確認、
問題なさそうなことを確認してから
洗髪台(シャワー)を準備して入れました。
背中を洗うために座位をとろうとすると
どうしてもお尻がずれて沈み込むため
無理に上体を起こさずいくことにしました。
自宅で入浴となると今度の問題は
ちいさな我が家の浴室に
このサイズのビニールプールを…
うーーーーーん
写真を見ればその時の状況が浮かぶので
メモ書きをとるよりも短い時間で思い出せ、
人に説明するにも一目瞭然。
最後の2枚は退院前のカンファレンスの時に
プリントアウトしたものを参加者に回し、
相談員さん、訪問看護師さん、ヘルパーさんに
「こんな感じで2人で入浴ができました」
と、見てもらって質問を受けたりしました。
付き添い中だったのでメール添付して
お父さんに自宅のパソコンで印刷してもらい
カンファレンスの際に持ってきてもらったのですが
どうやって入浴させようか悩んでいた皆にも
わかり易かったようですし
自宅でする際はどう改良するか
考え易かったようでした。
状態ががらりと変わってしまい
手技が大幅に変わる場合などは
看護師さんに断りを言って
パチリパチリと写真を撮っていました、
携帯のカメラは本当に便利ですね(^^)
実際自宅で入浴をする前には
部屋から浴室までの移動の段取り、
役割分担の確認とか
いっぱいいっぱい相談をしました。
人工呼吸器を小さな浴室に入れると
湿気がよくないからどこに置こうか、
看護師さんと呼吸器の業者さんと相談したり、
座位をとると不安定で危険だから
寝かせっぱなしにするとして、
どんどんと掛け湯をしたり
浴室暖房やら寒さ対策をどうするか、
軌道に乗るまでいっぱい意見を出し合いました。
さあ、この写真が果たして誰かの役に立つのか…
それは疑問でございます ・・(・´ω・`)ゞ
よかったらポチっとしていただけると嬉しいです
にほんブログ村
にほんブログ村
なんとかしなきゃ
とりあえず福祉サービスの項目から
入浴サービス(入浴車)など
入浴に関する部分を独立させるべく
先ずはカテゴリーを分離してみました。
移動などは、これから、ぼちぼち…
脳室拡大で脳幹・小脳が圧迫され
自発呼吸がなくなり、体幹がグデグデ、
体温も維持できない変温動物化して、
在宅に向けて最後に取り組んだのは
入浴をどうするか、ということでした。
人工呼吸器、呼吸状態が安定するまで
病院では洗髪と清拭で清潔を保っていました。
時々洗面器や丈夫なビニール袋に
あたたかいお湯を溜めてもらって
手浴・足浴をしてもらったりしていましたが
お風呂となると日時や段取り、
どんな感じでやろうかなどなど
受持ちの看護師さん、看護師長さんなど
複数の人と相談をしていきました。
りんちゃんの受持ち看護師さんは
学校を卒業して2年目の若手の方と
ベテランさんで私のノリに
無理せずついてこれる楽しい方。
人工呼吸器になって初めての入浴は
年明け間もない2014年1月6日。
ベッドの向かって左側には人工呼吸器、
向かって右側にはモニターとか
患者や付添家族用に据えられたキャビネット、
色々とあるから広い病室も
さあ、入浴となると結構狭くなりました。
今は入浴に備えてスタンバイ中。
回路(人工呼吸器の蛇腹)は
ひっぱられていないか、問題ないか、
座位は取っていないけれども
斜めに寝そべった状態ですから
どうやると一番首が安定するか、
二人の看護師さんが準備中。
洗髪台を持ち込んで
ベッドの上でシャワーを流しながら
体を綺麗にしていこうかね
あ、この写真は看護師さんが
大事なところを手で隠してくれている写真!
その隠しているという行為が
なぜか余計にいやらしいよね…
ということで少し下の部分を切りました
脇や肩周りを洗うのにも一苦労、
なにせりんちゃんのベッドには
褥瘡(じょくそう:床ずれ)予防の
エアマットが敷いてあるので
いささか安定性に欠けたのです。
ちいさな子どもならば
赤ちゃん用の沐浴バスを使うけれども
りんちゃんはビッグサイズなので
看護師さん達が探し出した
子どもの水遊びプール、
浮き輪のように空気を入れて使う
長方形の浴槽っぽいプール、
シャワーや石鹸を使い出したら
これがツルツルとよく滑る!
そして、軽い子ならばまだしも、
りんちゃんが圧し掛かると変形する!!
背中を洗うのも
シャワーヘッドを持つ人、
回路を管理する人、
上半身を支える人、
腰が滑らないよう支える人、
そして記録係の私と、
全体の状況を確認している
師長さんと担当のドクターと…
さあ、全部で何人だ?
横たわっても首を支えきれないから
さりげなく看護師さんが首や顔に手を添えて…
みんなで色々思ったことを口に出しながら
りんちゃんの反応をみながら、
そして記録を残すために撮る私に
「ママ、撮れた?」
場所がないから真正面から撮るでしょう?
4歳児とはいえレディーですから…
写しちゃまずかろうと思うところは
人差し指を立ててパチリと撮ると
かえってこれがとってもいやらしく写ってしまったり
「じゃあ、こうは? あらイヤ~ん」
と看護師さんが空いている手で
りんちゃんの大事なところを隠してくれたり…
「あちゃ~、これもだめだぁ」
なんていいながら大笑いしました。
高い場所、ベッドの上で
ビニールプールを構えて入浴、
人工呼吸器からの距離が一番近くて
呼吸確保の点では一番いい方法ですが、
防水シーツを敷いたとしても
やはりお湯がこぼれる心配とか、
エアマットのせいで体重移動をすると
不安定で危険、
ベッドの上なので万が一
バランスを崩すと転倒が心配、
ベッドサイドに人が多すぎると
かえって動きづらくてとっさの対応が困難…
そんな意見もあって
リハビリや移動の時に
回路が抜けないようにと作った
回路固定用のベルトを装着して
入浴を試してみることになったりしました。
でも、実質自宅で入浴となると
そんなに何人も人がいるわけじゃない、
訪問看護師さんといっしょに
自宅の浴槽で入れるとなると
看護師さん2名と私の3人が限度。
今までの入浴の仕方は現実的ではない、
ということで看護師さん1名と私、
2名体勢で入浴チャレンジすることとなりました。
床に転倒防止用のマットを敷き
高反発の三角クッションを
ビニール袋に入れて濡れないようにし、
それをビニールプールと一体化させるため
ガムテープでしっかり固定してから
ためしにりんちゃんを寝かせてみました。
頭が落ち込まないよう
ビニールプールとクッションの間に
タオルをつめて頭の支え具合を確認、
問題なさそうなことを確認してから
洗髪台(シャワー)を準備して入れました。
背中を洗うために座位をとろうとすると
どうしてもお尻がずれて沈み込むため
無理に上体を起こさずいくことにしました。
自宅で入浴となると今度の問題は
ちいさな我が家の浴室に
このサイズのビニールプールを…
うーーーーーん
写真を見ればその時の状況が浮かぶので
メモ書きをとるよりも短い時間で思い出せ、
人に説明するにも一目瞭然。
最後の2枚は退院前のカンファレンスの時に
プリントアウトしたものを参加者に回し、
相談員さん、訪問看護師さん、ヘルパーさんに
「こんな感じで2人で入浴ができました」
と、見てもらって質問を受けたりしました。
付き添い中だったのでメール添付して
お父さんに自宅のパソコンで印刷してもらい
カンファレンスの際に持ってきてもらったのですが
どうやって入浴させようか悩んでいた皆にも
わかり易かったようですし
自宅でする際はどう改良するか
考え易かったようでした。
状態ががらりと変わってしまい
手技が大幅に変わる場合などは
看護師さんに断りを言って
パチリパチリと写真を撮っていました、
携帯のカメラは本当に便利ですね(^^)
実際自宅で入浴をする前には
部屋から浴室までの移動の段取り、
役割分担の確認とか
いっぱいいっぱい相談をしました。
人工呼吸器を小さな浴室に入れると
湿気がよくないからどこに置こうか、
看護師さんと呼吸器の業者さんと相談したり、
座位をとると不安定で危険だから
寝かせっぱなしにするとして、
どんどんと掛け湯をしたり
浴室暖房やら寒さ対策をどうするか、
軌道に乗るまでいっぱい意見を出し合いました。
さあ、この写真が果たして誰かの役に立つのか…
それは疑問でございます ・・(・´ω・`)ゞ
よかったらポチっとしていただけると嬉しいです
にほんブログ村
にほんブログ村