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振り返る日々 [水頭症]

今回の入院では、今までの色々なご縁に
気づくことが多々あるんです、不思議!

今日退院しちゃったのか、
病室がかわったのか…
お隣さんは朝と夕方に
「ママがいい〜」と大泣きをして
付添いのおじいちゃんを困らせていました。
入院時にお母さんに陣痛があって
どうしても付添いができないとか。

りんちゃんのレントゲンや採血で
病室にいない方が良さそうな時、
病棟内のお散歩で廊下をうろうろしたり
あいぽんでブログ巡りしたりして待ちます。

人気のキャラクターを切り抜いたものが
各病室の入り口に目印のように貼ってあり
すごいなぁ〜と見てまわります。
これは宮崎県のゆるキャラです。
image.jpg

何人入院してる?
どんな名前をつけてもらってる?
よく泣くお隣さん、あれ?
名前、この字は覚えが…


名前自体はよくある名前、
ただ、使われている漢字は
こういう字を使うのか…と思う字の組み合わせ。
生まれてきた子に対する気持ち、
これから育っていく上で願う気持ちが
たくさんこもった素敵な名前。
年齢的にもあの子じゃない?

あの子とは、りんちゃんが初めて
小児病棟に入院した時に同室になった子。
最初同室したのは2人の女の子達、
りんちゃん兄妹とほぼ同じ歳の子。
その子達が退院した後に同室した子は、
りんちゃんより1つ下の赤ちゃん。

元気に泣く男の子はりんちゃんと一緒、
水頭症の赤ちゃんでした。
りんちゃんと違って脳のダメージも少なく
シャント手術後の感染もなく、
ぱっと見た目は極普通の赤ちゃんでした。
りんちゃんは髄膜炎の影響もあって
泣き声はずっと前に封印されていました。
水頭症も色々なんだなぁ、と思った記憶が。

りんちゃんより小さく生まれたそうです。
ママのお母さんが介護が必要だったのかな?
そのお母さんがやっていたお店の切り盛りや
お母さんのお世話が大変で無理をしてしまった、
そのせいで我が子にこんな思いをさせてしまった。
もっと気をつけていたら普通に産んであげれたのに…
初めて同じような思いを持つ母親に会った、
それが今回お隣の子のお母さんだったのです。

3年前の時、
その子のパパは自宅で事業を始めたばかり、
ママが親から譲り受けたお店を続けざるを得ず、
夕方仕事を終えたパパが付添いに来て
ママは朝方仕事を終えて病室に帰ってくる、
そういう日々を約1週間続けていました。
親を頼る事ができないけれども
仕事に子育てに頑張っているママでした。

「お弁当持って帰ったよ!お金なんかいらないからっ」
お店で出す物とか、近くのお店が作ってくれたお弁当。
遠慮しないで食べて頑張ろうって
何度かお弁当をもらいました。
こんなに頑張っている人がいるんだ…
すごいなぁ、と思った初めてのお母さんでした。

第一子を健常に産めなかった、
そんな母親が第二子を出産することは
無事予定日までお腹で育てられるか、
とても不安で勇気が必要と思います。

「3年前、あの時はありがとう!」その一言と、
きっと大丈夫だよ、
上の子もこれから生まれる子も
ともにこれから元気に育つし
大事に育てていくに違いないから。
会うことはないかもしれないけれども
一緒に頑張っていこうね、
その気持ちが届き力になったら…
ただそう願うばかりです。

状況はそれぞれ異なると思いますが
必死に立ち向かうお父さんお母さんが
願う方向へ導かれますように…

りんちゃんのお母さんは
導かれないなら突き進んで行くんだからっ[むかっ(怒り)]

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