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心の中で祈らせて…

りんちゃん、落ち着いてきました。
まだまだ痰は多いし透明にはなっていませんが
今朝は5時過ぎから7時過ぎまで
吸引で起こされることなく眠れました!

ついだらだらとテレビをつけがちですが
木曜か、金曜あたりからはあまり…
ラジオもしかり。

なんでこんなに地震のニュースがつらいのか
この前やっと気付きました。
2月22日、2年前ニュージーランドで地震があり
語学留学をしていた沢山の日本人が犠牲になった事、
22日の朝、「ニュージーランドで地震被害があってから今日で2年」
テレビのニュースで言っているのを聞いてハッとしました。

2年前の2月21日、りんちゃんはARDSで呼吸状態が悪化し
ICUに入りました、助かる保証はできないけれども
出来うる限りのことはします、そういわれて完全に病院にりんちゃんを委ねた日。

緊急の時には連絡します、と言われていたので
携帯を抱きしめ眠れぬ夜を過ごしました、
怖くて眠れなくて、病院近くのワンルームの宿泊施設で
電気もテレビも付けっぱなしで一晩過ごしました。

翌朝テレビに映る映像に、何事だろうと釘付けになって
安否が気になる、でも、見ていると不安になり
地震以外の番組を探してチャンネルを切り替えていました。

その後、転院できる程に回復し、地元の病院に転院しましたが
地元に戻って数日、週末の午後の回診が中止になり
看護師さん達が慌ただしくされていることで異常を察し
そこで東日本大震災発生を知りました。
怖いながらも、その時は津波の際の避難方法を確認したりと
何ら問題はなかったのですが
テレビもラジオも、音楽もCMも何もなく、
地震の被害状況など、深刻な声色の暗いニュースばかり。

1~2日経った頃、朝のことでした。
どうしようもない不安に駆り立てられ
りんちゃんに覆い被さって堪えきれず
声を上げて泣いてしまいました。
病棟の保育士さんが入室してきて
私の異常に気付き、
無理してテレビやラジオをつけないでいいだよ、
そう言ってしばらく傍に一緒にいてくれました。

その時はどうしてこんなに不安なのかわからなかった。
今年の2月22日になってやっと気付けた、
りんちゃんが死んでしまうかも知れないというあの恐怖が、
地震の報道をきっかけに記憶が、
あの不安感が甦ってくるんじゃないか、と。

本当はどれだけ復興が進んでいるのか、
どんな問題が残され、地域格差だ、足りてないこと、
色んな問題が山積されていたりする、
その現実を考えるため、風化させないためにと
番組作りがされているのだと思うのですが
まだまだ私にはあの恐怖や不安感を克服しきれていないので
テレビは週明け、しばらくは無意味に
だらだらとはつけないことにしておこう、そう思っています。

犠牲になられた方々のご冥福、
地震直後から現在にいたるまで
被災地で復興に携わっていらっしゃる方々への
敬意と感謝は、心の中で祈らせていだたきたい…


トラウマ、これってそういうことなのかなぁ

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