足もとに春

今日はお父さん、朝からそわそわ。
先週は私がライブでそわそわ、
今日のお父さんは、講演会でそわそわ。

BS-TBSで「酒場放浪記」に出ていらっしゃる
吉田類が日向に来るとわかったのが
１１月にりんちゃんが入院中の時。
夜メールが来るから何事？
と思ったら「吉田類が日向に来るから行って良い？」
の確認メール、ほー、行っといで

チケット発売日に仕事で、一緒に行く人はPTAで、
その奥さんが並んでチケット購入してくれました。
お父さんは、日向に来ると分かってから浮き足立ってました

「やっぱり服装は黒で決める？」とか
「終わったら街に繰り出さなきゃ駄目でしょ！？」
とまあ、見ていて可笑しく…いえ、微笑ましくて仕方ありません。
今朝はお兄ちゃんと私の２人で　♪パッパッパパッパパパ～ッ
なんて番組のタイトルソング？　ジャズのナンバーを鼻歌で歌い
早朝からDIYだ、散髪だと時計を気にしながら
テキパキこなしていくお父さんを盛り立ててました。


一緒に行く人が迎えに来るから、と着替えて
玄関で「この黒い革靴でおかしくない？」
なんて訊かれて「いいんじゃない？」なんて答えたら
お勝手から人の声、ちょっと応対に行っている間に
さっさとお父さんは出掛けてしまいました。

「いってらっしゃい！」の声を掛けそびれ
急いで玄関を飛び出したのですが姿はなく、
目の前の空き地を横切り、向こうの通りまで様子を見たのですが…
いませんでした。
「財布落とさないでね、鍵、掛けとくからね」
いつも角を曲がって姿が見えなくなるまで見送るのに、
あーあ、いっちゃった！

とぼとぼ空き地を引き返していたら
足もとに何か土と枯れ草以外の色を発見！
よく見るとすみれが咲いていました。
まだ数えるほど、ちらほら。




花弁の一部がギザギザ、育つ途中で踏まれたかな？
空き地に隣接して以前はグランドゴルフ場として使われた
砂地の空き地があるから、子供たちかな？
それとも、倉庫で寝かした古米を時々鳥たちに撒く
私が足もとに気付かず踏んだかなぁ？？



他の野草がぐんぐん育つと見えなくなっちゃうね
空き地の隅では菜の花が鮮やかな黄色。
次は何を見つけることができるだろう