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気づかないだけ

定期外来に行ってきました。
思いの外早く帰ってこれました。

今月最初の定期外来だったので、消耗品など片付けていたら
近隣を回っているふとんやさん、布団のリフォームの案内に来られました。
荷物の片付けを察して午後から出直すと言われましたが
お彼岸だからおはぎも作りたい、何より午後からは訪問看護師さんが来る。
正直に言いました、「訪問看護師がくるので時間はとれません」
「親御さんですか?」「いえ、娘です」…

娘のことばに、ふとんやさんの顔がぱーっと力強い表情に。
普通同情ではないけれども、聞いてはならない事を聞いた、
ちょっとババひいた?どう次を切り出す?みたいな空気になるけれど
今日はちょっと違う、一歩前に出てくる感じだったので「なになに?」と思っていると
布団屋さんは「お母さん、大丈夫です、頑張りましょう」  え?
その布団屋さんには年子のお子さんがいらっしゃるそうで
下の子が2歳の時に、言葉が遅いのが気になって病院に行き
そこで初めて脳性麻痺であることを知ったそうです。

下のお子さんは現在名古屋で働いているそうです。
動く指2本でパソコンを操作しているそうで、
寮のある企業でお仕事をしているそうです。

上のお子さんは、弟のことを考え、自ら看護師になる道を選んだそうです。
帰ってこないのかと電話するそうですが、自分のことは自分でやりたい弟は
誰かに甘えるでなく、家族から離れて今の生活を楽しんでいる様子だとか。

「あれは危ない」「これは駄目」なんて言わずに
お金や手間なんて二の次で、やりたがることはなんでもやらせてあげたそうです。


「お母さん、大丈夫ですよ」何度も胸を張って笑顔で言って下さいました。
りんちゃんが果たしてどうなるかは別にして、諦めずにリハビリや関わりを持てば
お医者さんが下した厳しい判断や見通しも、必ずしも100%的中するとは言えない、
損傷を受けた子供の脳は、お医者さんでもどうなるかなんてわからない、
限りなく可能性はある、そう自分自身に言い聞かせてきたわけです。

とてもはつらつとお仕事をされているので気づかなかった。
障碍と向き合っている人、困難に立ち向かう人は、こんなに身近にいるのですよね。
その人、その家、それぞれ、外から見れば幸せを絵に描いたようでも
外から見えない所には人に見えない苦悩がある、
常々そう思い、人をうらやむのは間違いだと思っていますが
大きな問題と向かい合っていても、明るく過ごされている、すごいですね。

気づいていないだけ、頑張っている人はいっぱいいる。


りんちゃん寝ました、お兄ちゃんも寝ました。
これから夕方作りきれなかった、きなこと青のりのおはぎを作ってきます!
旦那?一日会議漬け、夕方から飲み、0泊2日、帰宅は明日未明かな~?
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