無花果…秋がすぐそこに！

近所の畑の隅っこに無花果の木が植えられています。
美味しそうに色づき、口の開いている実もちらほら…
もぎ取り食べたいけれども、よそのいちじく、腐らすならばちょうだ～い！

その昔、私の実家には無花果、柿、枇杷などが植わっていました。
夏休みが終わる頃には無花果の匂い、乳白色の樹液の強い匂いがしました。
カミキリムシやカナブンに先を越されて慌ててもぎ取り食べる無花果、
ねっとりと甘くて、芥子粒のような実（種というべき？）をかみ砕く音が印象的。
雨に濡れて、ちょっとずわっとしたり、酸味が強くなった無花果は
よくジャムにしていたものでした。


先週スーパーのおつとめ品コーナーにあった無花果を買って帰りました。
生産者直売所とかの方がおいしいんだろうなぁ、と思ったのですが
懐具合と相談すると、「ぜいたくぜいたく、これで手を打て」と声がしました
買って帰って食べてみたけれど、木熟のおいしいの食べていたので
甘さも柔らかさもなんとなく…　そうだ！これでジャムを作ろう

連休真ん中の日曜日、この日の深夜に台風最接近という晩に、
旦那は飲みの誘いに出掛けていきました。
天気が悪いので、りんちゃんが熟睡するまでは起きていなくてはと思っていたので
おもむろに冷蔵庫から無花果を取り出し、アバウトな分量でジャム作りスタートです。

皮をむいて鍋に入れ、木べらで潰しながら煮立たせ、アクを取って砂糖を入れ、
レモン汁を少し減らしてその分ヘベスの絞り汁を入れ、できあがり！
昔作っていたジャムよりも出来上がりの色は薄いです。
ジュクジュクに熟れた無花果で作ったジャムはもう少し濃い色だったと思います。
口に入れた風味は、少量入れたヘベズのさわやかな香りと
レモンのしっかりした酸味と、なかなか良い感じです。
トーストに塗ると、時折種を噛むプチッとした感触が楽しいですが、
しばらくはプレーンヨーグルトにかけて食べることにします。
スモモで作ったジャムもおいしいのですが
今の季節を食べながら楽しむのも良いかな～　

上段：いちじくジャム　　下段：すももジャム