SSブログ

意外な人が [吸引]

今日は発達支援センターで遊んできました。
動きの緩やかな子達は、あったかあそびでした。
活動の内容は後ほど、いっぱい写真を撮ったのでアップします。

活動後、帰宅前に水分補給、オムツ交換と吸引をするのですが
吸引の準備をしていたら、活発な子達の活動が終わり入室してきて、
おにいちゃんと同じ幼稚園の同級生のお母さんがやってきました。
お友達のきょうだい児ちゃんは外見は問題ないのですが
同年齢の子に比べ発育がゆるやかなようです。
親子で「りんちゃ~ん[黒ハート]」と寄ってきてくれました。

りんちゃんの吸引終了と、お着替えをして幼稚園に戻るのと
どっちが早いか競争をしよう!
そういってどれだけ頑張れるか私たち親は見ていました。

同級生のお母さんが、吸引中のりんちゃんを
可哀想ね、といった表情でじっと見ていました。
「苦しいねぇ、頑張るね、可哀想ね」
うん?何かあった?気になりつつ
「せっかちに吸引すると過呼吸になったりするんだぁ」
そんな私の言葉に
「苦しいんだよね…」

想像力を巡らせて? なんて思っていたら
「私ね、風邪をこじらせて、でも我慢していたらね」
どしたの?
「夜中苦しくて寝れなくて、翌朝病院に電話して受診したら」
うん、なんか、心配になってきたよ?
「風邪の菌が喉にきて、膿が溜まって呼吸できなくなっててね」
そういってハイネックの首元を下に引っ張って喉元を見せてくれました。

喉元には以前テレビで千原ジュニアさんの喉元の傷と同じ所、
でも、色はまだちょっと肌色よりも少し赤みを帯びた傷がありました。
思わずいつのことか聞きました。
お兄ちゃん達が年長の時の事だったそうです。
2年前だね…

膿が溜まって呼吸がままならず、Spo2は70台、
救命の為に気管切開をし、膿や痰を吸引したそうです。
もし菌が脳にいっていたら、脳炎だったり髄膜炎だったり
どこかに障碍が残っていたかも知れなかったようです。
喉で良かったとはいえ、もし眠っていたら命はなかったとか。

りんちゃんは喋られないのでどんなのかわかりません、
思わず同級生のお母さんに「吸引ってやっぱり、苦しかった?」
りんちゃんからは教えてもらえないので聞きました。
「りんちゃんたち、本当によく頑張ってるよ、きつかったもん」

そうなんだ、この子達、吸引器のスイッチが入ると
近くにいる吸引される子達まで一斉に呼吸をひそめたり
くっと体に力が入って身構えているのがわかるもん[あせあせ(飛び散る汗)]


よくドラマERを見ていたのですが
ドラマ中で挿管を試みてできず、
塞がってしまった患者さんの喉元にメスを入れ
気道確保している場面とか見たことはありますが、
まさに気道確保で気管切開したんだね…

春休み、お兄ちゃんたちを
それぞれのきょうだい児ちゃんの登園手伝いで
発達支援センターに連れてこようね、
ひさびさ会って、お互いの境遇を
理解し合える仲間になれるといいね!
春休みまであとちょっと。
卒園以来の久々の再会を約束し別れました。

私は気管切開の経験がないから
喉から直接吸引される苦しさは体験していませんが
同級生のお母さんの話しや表情から
この子達はいっぱい頑張っていることを
再認識させてもらいました。

風邪、侮ったら駄目ですよ!

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。