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手術当日とその後の経過 [喉頭気管分離]

喉頭気管分離手術、当日の流れです。
ここに記すのは、2年前のりんちゃんの1日の流れです。

呼ばれたら手術センターに移動するのですが、
りんちゃんより前の手術の状況もあるので
目安は13時頃、となっていました。

手術時間にあわせ、
食事、水分は午前5時まで。
りんちゃんは5時にエンシュアと内服を行いました。
この当時は1日500mlのエンシュアを5回注入していました。

午前8時より点滴開始。
清潔な着替え(上着)とオムツ1枚準備して
呼ばれるのを待ちます。

手術によっては眠くなる注射や注腸を行うようですが
手術室に入って麻酔科の先生が処置しました。

手術時間は1~2時間、
手術室に入って麻酔が効いている事を確認するまで
30分から長くて1時間。
術後、麻酔が醒めて、呼吸等問題がない事等を確認して
手術室から出て来ます。
この辺は普通の手術と同じような流れだと思います。


術後の診療計画にある流れです。

手術日当日の術後の治療・薬剤は
点滴と抗生剤となっています。
りんちゃんの計画書には術後5日まで
点滴・抗生剤を行うようになっています。

処置は6~7日目まで創部消毒、8日目に抜糸。

検査は1~5日目に胸部造影CTを撮影します。
りんちゃんは手術翌日の午前中に行いました。

抜糸は術後8日目。

退院は抜糸後に創部の状態が落ち着いていれば許可がおります。

安静度、リハビリは、当日はベッド上で、翌日以降は自由。

食事は、覚醒/指示後より水分・食事再開。

清潔面では、翌日より清拭、抜糸後よりシャワー可、
退院後は入浴可。



りんちゃんは術後病室に戻ってもずっと寝ていました。
今まで眠っていてもゼロゼロと静かだったことがなく
術後ほぼ無音の状態に「生きているの?」と
慌てたり、驚いたり、呼吸が楽になって良かったと喜んだり。

良かったね、こんなに呼吸が楽になったんだ、
そういって夫婦で喜んでいたのですが
その後2人で「ごめんね」と言って大泣きをしたのでした。

麻酔も覚め、ベッドに戻ってどれ位時間が経ったのか…
もう窓の外は真っ暗になっていたと思います。
それまでひたすら眠っていたりんちゃんが目を覚ましました。
目を開けた途端、顔を真っ赤にして目が泳ぎ…
泳ぐというか、目を白黒させて口をぱくぱく、
餌をもらって水面で口をパクパクさせている池の鯉のような、
大きな口をパクパク、パクパク…慌ててじたばたして、
慌てっぷりといい、表情といい
おぼれかかって慌てている形相。

きっと目を覚まして今までと同じように息を吸ったつもりが
鼻や口から空気を吸えなくて、勝手が違いすぎて
心底慌てていたのだと思います。

目が覚めて良かったと喜んだのは瞬間だけ。その様子を見て、
ぽろぽろと涙がこぼれて、ひたすら我が子に謝っていました。

手術をすることで楽になることだけを信じて、
少しオーバーに言えば“バラ色の未来”を思い描いていたのに
目の前で思うように呼吸が出来なくてパニックを起こしている我が子。
ごめんね、ごめんね、ただごめんね、そういって
まさに声を上げてわんわんと泣きました。

呼吸の仕方が変わってパニックを起こすなんて
全く想像していなかったので、この光景だけは
強烈に印象に残っています。

その後落ち着いてからは、今まででは想像できないほど
静かな夜を過ごすこととなりました。


今回は基本的な術後の流れでした。
りんちゃんが地元の病院に戻るまでの経緯については
また明日…晩ご飯の後子供たちが寝てから?
いや、きっと私もつられて寝てしまうかも…
今日か、明日か、また後ほど[手(パー)]


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